• 2018/05
  • 22 Tuesday
  • 23:00

旅の最中の奇妙な情景 04










一般的には、カラフルな情景は美しく感じるらしいが、
貧困に近い場所でのカラフルな情景に遭遇すると、
如何ともしがたい気持ちになるのは何故なんだろうか?

色にも色々あるけれど、上品な色使いってありますよね。
そーゆーんじゃなくて、少し妙な色使いってのは、
貧困に限らず目にする事が多々ありますが、
大概は残念な気持ちにさせられます。
  • 2018/05
  • 21 Monday
  • 23:00

LAST×FAST 02

恐怖は、原始脳に備わる危険察知の機能であり、
痛覚が自己の肉体が脅かされるのを伝えるのと同じく、
恐怖を感じる事で自己の生命が脅かされるのを防ぐ。

では、恐怖に近い不安はどうだろうか?
恐らくは、不安を常に抱えて生きる生物は人類のみだろう。
他の生物は正しく恐怖を理解し、対処する自己を知る。
人類は、その文化と叡智により恐怖を減らしたつもりで、
新たに恐怖を増やし解消出来ない不安を生み続ける。

恐怖はどんな場所にも確かに存在するのに対し、
不安は自ら生み出しているだけなのだが、
生み出した不安を前に蹲るのか後退するか?
それとも前に進み出るか。


CHAPTER:02
mode matiere


幸福とは、不安を感じない事だ。
常々そういった趣旨の言葉を見聞きする事がある。
では、どうすれば不安を感じないのだろう?

答は単純に、満たされる事でしかない。

人の精神を単略的に一杯のグラスとするならば、
空いている時には様々なモノを入れようとする。
何故なら、空いている状態でいることが、
つまり、空白に不安を感じてしまうからだ。

世の中には、好む好まざるに関わらず様々な情報が溢れ、
日々、万物は流転し色々な事象が起きては消える。

自分のグラスに入れたくないモノは入れない。
そんな人もいるだろうが、基本的には自然と入ってくる。
個々の精神のベクトルに合わせグラスを満たさんと、
様々な情報や色々な事象で空きは無くなっていく。

やがて、不安を感じていたはずの空白に対して、
望まないモノのが多くグラスが満たされると、
今度はソレを排除しようと精一杯の抵抗を試みる。
方法は二つ。

例えになるが、想像してみて欲しい。
グラスに満杯になった泥水を無くすには、
グラスをひっくり返し空にして洗う事を取るか、
満杯のグラスにいつまでも水を入れ続けて流すかだ。

前者を実際の事例に合わせてみると、
状態と状況を把握しマインドセットをやり直す人で、
後者を実際の事例に準えてみれば、
よくあるアルコールやドラッグ、人間関係への溺れ方だ。

如何にグラスが望まない泥水で満たされようと、
泥水も正しく手間をかけて分ければ、泥と水になるが、
そんな事をする時間や手間を惜しんだり、
そもそも方法を知らなかったりする場合が多い。

そうして、泥水で満たされたグラスに上から水を流し続け、
底には比重の重い泥だけが溜まったままになっていき、
満たされていても常に水を欲しがり、即ち不安も消えない。

少し逆の話を挟んでみよう。
綺麗な水だけでグラスを満たしているとして、
其れを幸福とした場合、幸福はいつまでも続くだろうか?

答は単純に続かない。
万物は流転し、状態も状況も変化していくし、
留まったままの水もやがて腐り干上がる。

満たされている事に幸福を感じて慢心していれば、
己では気が付かない間にグラスの中身は濁り減っていき、
満たしていた筈が慢心から不満を起こし不安に至る。

話を元に戻そう。
不安は無い方が良いモノだと常々言われるが、
種類と状況によっては少し違う。

行動の結果が何処へ向かうか判らない不安。
選択が何を引き起こすか予測出来ない不安。

予定調和の結果を求めない、そんな状況では、
正当な筈の不安の無い行動こそが破棄されるべきで、
泥を掬って握り締め、水を絞り出す様な行動が必要だ。

金属を打ち曲げ穿ち削る。
どの位の力で、どの位の速度で行えば、
金属の形状がどう変化していくかは想像出来る。

自分の想像が及ばない様な打ち方をして、
自分の想像が及ばない様に金属を変化させる。

カタチとして成立しないかも知れない不安と、
カタチとして成立させようとする意志の鬩ぎ合いを
誰よりも楽しむのは創り手の特権だ。

不安を拒否するのではなく不安を楽しみ、
何処へ流れるかも判らぬ中で流れを見出す。

mode matiereの根幹には、
創作に於ける得体の知れない不安が常に在る。
普段使用する技術だけでは対処出来ない、
自分の持ち得る技術を探求する旅でもある。

マトモな技術や、しっかり学んだ技術を否定する気は無いし、
絵図面からしっかり組み上げる物創りも重要だが、
想像通りに出来るクリエイションだけじゃ面白くない。

想像通りにいかないクリエイションの面白味。
自分でやりながらも先が読めないで進む創作。
人がやってる事を見てウダウダぬかす暇があんなら、
口動かすよりも手動かしてやっみろ。

と、言いたいところだが、
グラスがブッ壊れていない創り手にはお勧めしない。
  • 2018/05
  • 20 Sunday
  • 23:00

旅の最中の奇妙な情景 03







国内に居ても国内を旅してても、
何かしらのアホらしい情景には触れる。

其れを繰り返してると其れが当たり前になるが、
当たり前な事ほど他方から見るとアホらしい。

当事者にとっては重要で必死な事も、
外から見たらアホらしいのと同じですなぁ。
  • 2018/05
  • 18 Friday
  • 23:00

LAST×FAST 01

人は自分の定めた枠で世界を決める。
如何に新しい世界に触れても、枠が同じならば、
世界が変わる事は無い。

変化は、無くす事から始まり有する事で終わる。
難しいのは有するよりも無くす事の方であって、
無くす其の瞬間は、あたかもマジックの様である。


CHAPTER:01
BLOOD SILVER INK MAGIC


物心がつく前の価値観の上位は本能に従う事であり、
生存の為の行動原理が全てと言っても過言では無いし、
其の為の行為は全て容認するのが社会の常識だ。

常識の備わっていない者を容認するのが常識。
と、言葉にしてしまうとパラドックスの様だが、
此れは何も物心がつかぬ赤子に対してだけでなく、
成人に対しても其処彼処で見受けられる常識だ。

特に日本人は外国人に対しては日本的常識を押し付けない。
食事の作法や挨拶だけでなく、道を尋ねる言葉ですら、
日本語という常識を押し付けずに容認する。

海外に行く機会があるならば日本語で道を尋ねてみるといい。
意味を理解して日本語で教えてくれる人は殆どいない。
つまり、日本人の常識は海外で容認され難い。

日本にて英語で道を尋ねられたら使ってた言葉がある。
「You know where you are?」
「You in the Japanese baby」
「Speak Japanese!!」

余すところ無くガンズの歌詞から引用しているが、
英語圏の外国人が常識にしがちな、英語が共通語であって、
日本人は親切な人が多いから教えて貰えるという常識を
皮肉って崩すには使い勝手の良い言葉だった。

今ではそんな事もしなくなったし、少し余計な話だった。
先を急いで話を本題に戻すとしよう。

個人個人が皆、常識の無いところから始まり、
何処かの時点で常識という名の枠を固めて、
其の枠の中で自らの世界を定める。

そして、其の枠は歳と共に硬くなり世界は狭くなる。
枠の外の事は、よく知らない関わりの無い事で、
常識的な範囲で生きる日々を、日常として捉える。

やがて、其の日常を過ごす事を普通と呼び、
普通でない事態や事象に出遭うと必ずの様に、
「アリエナイ」という言葉を使い認めようとしない。

既に其の事態や事象が、「在り得て」いるのに、
其れを目の当たりにしてから「アリエナイ」と言う。
とても判り易い、変化への拒否反応だ。

其の「有り得ない」という拒否反応は、
自分にとって「在」を認められないという意味と、
自分には「有」る事が出来ないという意味でもある。

常識という枠の中に「在る」事にさせれず、
常識として「有る」人にもさせれないとしたら、
其れは認識される事も存在すらも無い事になる。

しかし、
「在る」事によって「有る」事に変化させられたなら、
其の変化の瞬間こそが、マジックにも等しく、
今迄の常識という枠を壊し無くさせて、
新たな価値観と世界を生む。

「アリエナイ」「非常識」「普通じゃない」
そんな風に言われ続けた自分の技術が、
血とインクの匂いがする中でマジックを生み出す。

其の瞬間が欲しいだけで旅してる訳じゃあ無いが、
マジックの無いテクニックなんて意味が無い。

いつの日か誰かにとって、
マジックから常識的な「有る」事になっても、
「在る」事が無くされない様にはなってたいがね。

少なくとも俺にとってTATOO CONVENTIONに出るってのは、
在り続けようとする自分を試す場だ。
  • 2018/05
  • 17 Thursday
  • 23:00

旅の最中の奇妙な情景 02









色々な国や土地に行ってきたが何処でも必ず標語が在り、
何処でも必ず其の近辺に、しょーもない情景を目にする。

標語って何の役に立ってんかな?
とか通りすがりのなりにも思ったりもするが、
貼り出す側には何かしらあんでしょう。


感服した事ねーから理解は出来ねーけどよ、俺。
  • 2018/05
  • 16 Wednesday
  • 23:00

LAST×FAST 00

何の話からするべきか?
何が始まって何が終わったのか?

始まりの話から始めなければ、
終わりの話を終わらせられない。


CHPTER:00
THE NUMBER OF THE FUCKER


準備をせずに旅をする事が少なくなったのは、
準備をせずに旅をした経験が有っての事でしかないが、
今では、自分の為の準備よりも旅先の何かの為になった。

備えは大きく分けると、危機回避と自己満足になり、
想定外の事態に自分を対処可能にする為と、
想定内の状況で自分を満足させる為にする。

どちらも未知の世界への不安が根幹にあるが、
前者は、未知を晴らさずに自分を通したい心理があり、
後者は、如何時も普段の自分を崩したく無い心理がある。

平たく言えば、
事前調査や知識を学習したくない人達と、
何処に行っても日常を求めてしまう人達。

安全や安心を求めるならば、何も悪い事はなく、
普段通りでなければならない事も少なくないし、
用意も無く危険かも知れない場に踏み込むよりも、
「備えあれば憂いなし」は間違いが起こり難い。

旅に限らず、未知の世界や領域に踏み込む際に、
準備を怠らず、事前調査や知識を詰め込んでおけば、
一頻りの楽しみを得る事が可能になってくるし、
存在する危険や苦労は回避し易くなるだろう。

それでも、
何の準備も無く未知の世界へ踏み込む際に起こる、
得も言われぬ感覚や衝動に並ぶ楽しみは無い。

SPEED SPECTERを始める際に、
ただ何処かへ行き何かを創る事だけを想定した。
工具だけを持って、決めた目的地へ向かい創るだけ。

10年前に其のシンプルなコンセプトが通る状況は無く、
何処かへ行き何かを創るには何処かへの準備が必要だった。
創る場としての何処かが求める何かを用意しなければならない。

Loud Style Designのツアーが終わってから、
新しく自分の旅をする為に必要だった準備、
其れが、THE NUMBER OF THE FUCKERだった。

THE NUMBER OF THE FUCKERの
タイトルは、
メタル好きならお気付きの方も多いとは思うが、
イングランドのベヴィメタルバンドIRON MAIDEN、
3rdアルバム「THE NUMBER OF THE BEAST」が元で、
ヘヴィメタルとサタニズムとモーターサイクルという、
自分にとっての根幹の一部を強く押し出す意図があった。

旅に備えなきゃならないなら、強靭で凶暴なヤツを。

シンプルに初期衝動を活かしたタイトルを用意したが、
旅の目的地で受け入れられるかは判らないままで、
ブランドという実体を持たないイベントのスタイルは、
旅先でどう理解されるのかも想定できないままで、
SPEED SPECTERって旅は始まった。

不安解消や危険回避の準備をするよりも、
未知の世界へ踏み込む衝動、其れだけが道標になる。
  • 2018/05
  • 15 Tuesday
  • 23:00

旅の最中の奇妙な情景 01









使い道の判らない奇妙さは異国に限らずだが、
判らないだけで、誰かにとっては使い易いんだろうか?

通り過ぎて行くだけの俺には、判らないままだ。
  • 2018/05
  • 13 Sunday
  • 22:41

そーやって

本日もGALLERY MADEでございましたが、俺。
これからGALLERY MADEも少しずつ内容を増やして、
GARAGEの方は新しい企画を組み立て中。

そーやって、やっていく中で幾つかの企画は悪手で、
幾つかの企画はブラッシュアップされていって、
そーやって、REFUSEの現在に合ったカタチになる。

今までもこれからも、そーやってきたし、そーやってく。



BEAST HATEってブランドが6月9日に解散する。
其れが悪手かどうかは今は判らない、俺。

でも、
今までもこれからも、そーやってきたし、そーやってく。
  • 2018/05
  • 12 Saturday
  • 23:05

脱力感

こーゆーの有るよね。



でも、その看板の下の店は閉鎖。




自己主張とか自己顕示欲とか、
もしくは、高度なギャグなのか。
こーゆー脱力感の有る男に、私はなりたい。


とか、思えるぐらい脱力出来たら良いんだろうな、俺。
  • 2018/05
  • 11 Friday
  • 23:24

大人になったら

大人になったら。
誰も幼少期に頭にボンヤリと描いたであろう、
「大人になった時の自分」に対して存在する、
「大人になってしまった自分」ってヤツが、
一致している人は何人いるのだろうか?

ボンヤリと描いた中の、つまり緩い想定の範囲と、
認めるしかない揺るぎない現実ってモノとの差を
どれくらい感じながら生きているだろうか?

大人になったらアレがしたい。
大人になったらこうしてたい。
大人になったらアレはしない。
大人になったらこうなりたい。
大人になったら…………………………。




まぁ、
ほぼほぼ想定内だな、俺。

Selected Entries

Links

Archives

Search this Site.

Others