• 2018/05
  • 16 Wednesday
  • 23:00

LAST×FAST 00

何の話からするべきか?
何が始まって何が終わったのか?

始まりの話から始めなければ、
終わりの話を終わらせられない。


CHPTER:00
THE NUMBER OF THE FUCKER


準備をせずに旅をする事が少なくなったのは、
準備をせずに旅をした経験が有っての事でしかないが、
今では、自分の為の準備よりも旅先の何かの為になった。

備えは大きく分けると、危機回避と自己満足になり、
想定外の事態に自分を対処可能にする為と、
想定内の状況で自分を満足させる為にする。

どちらも未知の世界への不安が根幹にあるが、
前者は、未知を晴らさずに自分を通したい心理があり、
後者は、如何時も普段の自分を崩したく無い心理がある。

平たく言えば、
事前調査や知識を学習したくない人達と、
何処に行っても日常を求めてしまう人達。

安全や安心を求めるならば、何も悪い事はなく、
普段通りでなければならない事も少なくないし、
用意も無く危険かも知れない場に踏み込むよりも、
「備えあれば憂いなし」は間違いが起こり難い。

旅に限らず、未知の世界や領域に踏み込む際に、
準備を怠らず、事前調査や知識を詰め込んでおけば、
一頻りの楽しみを得る事が可能になってくるし、
存在する危険や苦労は回避し易くなるだろう。

それでも、
何の準備も無く未知の世界へ踏み込む際に起こる、
得も言われぬ感覚や衝動に並ぶ楽しみは無い。

SPEED SPECTERを始める際に、
ただ何処かへ行き何かを創る事だけを想定した。
工具だけを持って、決めた目的地へ向かい創るだけ。

10年前に其のシンプルなコンセプトが通る状況は無く、
何処かへ行き何かを創るには何処かへの準備が必要だった。
創る場としての何処かが求める何かを用意しなければならない。

Loud Style Designのツアーが終わってから、
新しく自分の旅をする為に必要だった準備、
其れが、THE NUMBER OF THE FUCKERだった。

THE NUMBER OF THE FUCKERの
タイトルは、
メタル好きならお気付きの方も多いとは思うが、
イングランドのベヴィメタルバンドIRON MAIDEN、
3rdアルバム「THE NUMBER OF THE BEAST」が元で、
ヘヴィメタルとサタニズムとモーターサイクルという、
自分にとっての根幹の一部を強く押し出す意図があった。

旅に備えなきゃならないなら、強靭で凶暴なヤツを。

シンプルに初期衝動を活かしたタイトルを用意したが、
旅の目的地で受け入れられるかは判らないままで、
ブランドという実体を持たないイベントのスタイルは、
旅先でどう理解されるのかも想定できないままで、
SPEED SPECTERって旅は始まった。

不安解消や危険回避の準備をするよりも、
未知の世界へ踏み込む衝動、其れだけが道標になる。

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