• 2020/05
  • 16 Saturday
  • 22:24

見慣れた景色



人の脳味噌なんて単純なモンでして、
目新しさは少しの時間で見慣れた景色になる。

最初は認識が追い付かない事から目新しさが起こり、
次に似通った何かを脳内で探して分類を決め付け、
その先に差分を幾つか見つけ出して理解した頃に、
目新しさは薄れ出して見慣れた景色に変化する。

見慣れるって事は固定概念を生み出し易く、
実際は目にしている景色を正確に把握していなくとも、
自分の中で既に理解済みとしての処理を行う。

その割に人の脳味噌ってのは自己のアクションを忘れる。

見慣れた景色の中で、
いつもの時間いつもの様にいつもの動き。
を、しているつもりで微細な変化を認識出来なくなる。

だからか、鍵を置き忘れたり財布を部屋の中で無くしたり、
そんなこんなの事態が起こるもんなんだ。

見慣れた景色。見慣れた人。
年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。
とは言っても、景色も少しずつ変化していくもんだ。

気が付くか気が付かないかは別にしても。

そんな事を思う夜。

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