• 2012/01
  • 31 Tuesday
  • 23:27

誰!?

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セットした頭にダークスーツ。
紫のシルクシャツは当然の柄物。
赤いソファーに白い壁、ブルーのカーテン。
15年前に2LDKのマンションに独りで暮らしてたチンピラ。

そうです。
このクズでダサい男が昔の俺です、俺。

今になって見ても悲しいくらいにダサい……。

まともに働く事を否定して、金を握れば好きにやれると勘違い。
悪事を勝手に正当化する悲しい貧乏人の夢も希望も無い姿。
間抜けにも程があるってのは、その最中には気が付かない。


90年代を思い返す時に、必ずのようにこの時の自分を思う。
「馬鹿は死んでも治らない」
それでも死んだのが自分じゃなくて、隣に居た誰かだったりすると、
治らなくても直そうとはしなが生きるようになった。

そんな馬鹿の旅のオマケ話は、これで終了。


それでは、
気紛れか、次の旅が始まるその時に。
  • 2012/01
  • 31 Tuesday
  • 22:25

誰も観てなさそうな映画9

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Xジェネレーション。
世紀末の混沌が産んだ最期の世代。
自力で情報を探し産み出そうと足掻いた時代の終わり1990年代。
古い世代をぶち壊そうと躍起になりながら世紀末を彩ったカオスは、
21世紀という幻想が、やはり幻想でしかないと嘆いて終わりを告げた。
誰もが夢見た未来都市は無く、世界平和も2001年宇宙の旅も無いと、
全て解ってしまっていた90年代の世紀末感の空気を
パニックムービーの巨匠、ジェームス・キャメロンが逃す筈も無く、
当時のカミさんキャスリン・ビグローを監督に投入して撮った作品
「ストレンジ・デイズ」

元々は結構なエグさの小説作品を映画に合うよう脚本を書き上げ、
製作からカメラワークまで、どう観てもキャメロン節が唸ってるが、
後に「ハート・ロッカー」でアカデミー賞を獲得したカミさんのキャスリンも、
見事なモブシーンを仕立て上げて辣腕奮ってます。

「ブレード・ランナー」から後の「ゴースト・イン・ザ・シェル」
「マトリックス」まで続く、黒地に蛍光グリーンのデジタル文字オープニング。
サイバーパンクな雰囲気と浅くブルーがかった映像。
流石はキャメロン先生と言わせないと気が済まないんだろうな。
ってぐらいに演出やシーンに他作品へのオマージュも大量投与。
単純にデジタルでサイバーパンクな世紀末ってんじゃなく、
何処か人間臭い部分の根っ子が強いのは、キャスリン・ビグローの力だろう。
キャメロンだけだと何でもパニックタイタニックになりがちだ。

主演は「クイズ・ショウ」「イングリッシュ・ペイシェント」
最近だと「ハリー・ポッター」シリーズに出演してるが、
飛行機内でナンパした女性と事に及んでしまうスキャンダル起こしたりな、
イギリスの伊達男、レイフ・ファインズ。
持ち前の腰の軽さが見事に演技に活かされてます。
ヒロインには90年代のNo.1餅巾着女優、ジュリエット・ルイス。
「トゥルー・ブルー」「カリフォルニア」「蜘蛛女」ときて、
「ナチュラル・ボーン・キラーズ」でも、不安定なビッチ役を演じてますが、
今回も見事なまでのビッチ役を演じてます。
もう一人のヒロインには、「スコア」での、デ・ニーロの恋人役や、
「マルコムX」でも気丈な演技が際立つアンジェラ・バセット。
敵役にマイケル・ウィンコット。いつ観ても存在感が半端じゃない。
「クロウ」「蜘蛛女」「デッドマン」でもひたすら渋かったが、
最近の作品「トラブル・イン・ハリウッド」でのキレた監督役も見事。
「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」での、ショーン・ペンとのシーンは、
存在感のぶつかり合いが素晴らしかった。必見!!

これだけでも俳優陣が凄いのに脇も全然甘くないのが、この作品の凄いとこ。
コールガールに、絶叫女優ブリジット・バーコ。
今回も期待に応えて酷い目に遇わされてます。
「ヒート」でもそうだったが、ゲスな空気感を漂わせたら主役級。
いるよなぁ、こーゆーオッサンがアメリカに。
な、私生活もトラブルだらけ、トム・サイズモア。
警官役には、なんと「フルメタル・ジャケット」の微笑みデブを演じ、
狂気の代表者の一人になった、ヴィンセント・ドノフリオ。
狂気にまみた演技は今回もやってくれてます。
もう一人の警官役には、ウィリアム・フィクナー。
性格に問題ありそうな演技の脇役やらせたら一級品質。
多くの作品に出演してるので、彼の演技は誰もが一度は目にしてるでしょう。

この作品の凄さは色々ありますが、痺れるのは衣装デザイン。
80年代から引っ張ってる派手さと世紀末の退廃性。
加えて未来的な要素を少し感じさせながらもパンクな雰囲気。
(多分、「ブレード・ランナー」意識したであろう)
そして、音楽も凄い。(ジュリエット・ルイスの歌は上手くないけど)
挙げるとキリが無いので割愛しますが、
作品を通してのミクスチャー具合がまさに90年代。
グレーム・レヴェルが担当してるだけに同時代の作品、
「クロウ」にも通ずるものが随所にあり、
サイバーパンクになりきらせずに、未来感を損なわない。
やはり映画と音楽の関係性は深い。

この作品を観た当時の俺は、ソッコーでレイフ・ファインズが着てた、
ロングジャケットとネクタイ探しに行ったのはアホな思い出。
ついでにサントラ買ったり、「ブレード・ランナー」観直したり、
未だに年に何回か観るのが、この「ストレンジ・デイズ」

にも、かかわらず。
何年経ってもDVDは再発売されずな状態。
以前、雑誌で映画コラムやってる時に、
「蜘蛛女」と「ストレンジ・デイズ」が再発売されない事を
発売元に何度も文句言ったぐらいだ。
(その甲斐あってか、きっと関係無いが「蜘蛛女」は再発売された)

さて、全く内容に触れずに書いてきた「誰も観てなさそうな映画」
基本的に作品批判と内容バラすのが好きじゃないので、
どうやって観てなさそうな映画を観たくさせるかと思い書いてましたが、俺。
お気付きの方もいらっしゃるように、90年代作品だけを紹介してきました。
個人的に90年代は映画の大きな転換期であったと思います。
他の年代にも素晴らしい作品は多く存在するし、
年代だけで作品をくくるのはどうかと思うが、
90年代に共通した世紀末感は、やはり独特の魅力です。

映画に限った事じゃなく、作品に触れてみたくなる要素ってのは、
作品そのもの以外のトコにも多く存在します。
それが作品に深みを増す要因にもなったりはするんだが、
結局は百聞は一見に如かず。
きっと、俺が書いてるような事も、ネットで検索しまくれば、
作品観終わるよりも早く知る事が出来るでしょう。
でも、それは所詮ただの知識でしかない。
作品に触れるという個人の経験に勝る事はありません。
なので、是非とも観てなさそうな映画を観て下さい。

映画を観るのに必要な時間は2時間程度ですが、その経験は一生です。
  • 2012/01
  • 30 Monday
  • 16:38

誰も観てなさそうな映画8

2012013014290000.jpg
窮地に追い込まれると、日頃は思ってもみなかった発想に至ったりする。
どうせなら、ダメ元で、そんな気持ちが湧いてくるのか、只の偶然か、
思い付いたら完遂しようとする力は普段の倍以上ってな話は、
現実にもよくある事を経験則で知っているが、
果たしてそんな覚悟で撮ったんだろうか?
タクシードライバーからいきなり映画撮ろうってなった監督だけに、
きっとそうだろってのが、トーマス・ヤーン監督作品
「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」

確か、何年か前に日本でリメイクされたから(そっちは観てないですが)
結構この作品は知ってる人がいそうな気もするが、
意外に元ネタ観てない方も多かったりするんじゃないだろうか。

はっきり申し上げますと、初めて観たのは劇場じゃなくて、
思いっきりジャケとタイトル買いで、手にしたビデオテープ。
多分な記憶だと99年ぐらいだったが、観始め即で思った。
「ドイツ映画じゃん……」

タイトルからしてアメリカ映画かと思いきや、(ジャケもそんな雰囲気)
当時はドイツ映画だと、ホラーとエログロ系のB級が多かったので、
すっかりジャケとタイトルに騙されたんじゃなかろうかと思ったが、
やはりジャケから漂ってる傑作感に間違いは無く、
「やっぱりパッケージって大事だね」なんて独りで納得した思い出。

残念ながら、トーマス・ヤーン監督の作品は、他に観た事が無いので、
比較が出来ないが、少しTVドラマっぽい撮り方だが、空気感の出し方が秀逸。
主演のティル・シュヴァイガーは、この後にハリウッド進出。
最近だと「イングロリアス・バスターズ」でクールな演技を披露。
この作品でも、製作と脚本をトーマス・ヤーンと共同でこなしてるが、
監督と主演をこなした「裸足の女」の埃っぽい陰のある映像も見事。
相棒にヤン・ヨーゼフ・リーファースがいい味出してるけど、
この人は、ドイツ映画でたまに見掛ける。ぐらいしか知らない。
案外、TV俳優だったり本業は違うとかなのか、詳細は不明。
そして、最も意外だったのが、ルトガー・ハウアー。
「ブレード・ランナー」のレプリカント役は誰もが知るところだが、
なんでかいきなり登場してきちゃうルトガー。
どうしてもルトガーに出て欲しくて奔走してたティルに直接連絡し、
「ギャラの心配はするな」って言ったとかの逸話があります。

「天国じゃ皆が海の話をするんだぜ」
そんな会話で始まるロードムービー。
タイトルの「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」は、
当然の如く、ボブ・ディランの名曲が元ネタだが、
この曲自体もディランが出演する映画(確か73年だったか)
「ビリー・ザ・キッド」の為に書かれたものってのが面白い話。

高校一年生の時に英語の試験をサボって、呼び出しくらい。
追試がメンドクセェので「アカペラでディランの曲歌うから良しとしろ」って、
教員室でゴミ箱をドラムにしながら歌った「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」
(ガンズのカバーバージョンだったけど、俺)
英語の試験は合格になったが、結局は喧嘩で退学。
まるで意味無かったが未だにアカペラで歌える、俺。
だから何!?って話だが、ディランを知らなきゃ、
多分、この作品をジャケ買いしなかっただろうし、
この作品のテーマも深く考えなかっただろう。

音楽から派生する映画。
映画から派生する音楽。

別に元ネタは知らなくても楽しめるけど、
知ってたら楽しみが増えるってのは確かだ。
  • 2012/01
  • 30 Monday
  • 00:58

誰も観てなさそうな映画7

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兎にも角ってぐらいに、カテゴリーやジャンルってのは付いて回る。
別段、やってる側が頼まなくても付いてくるのが、良いんだか悪いんだか。
古今東西そうした周囲や世間や業界の慣習に反抗するかのように、
創り手ってヤツは何かと理解されなくても良いからってのをやってみたくなる。

今となったら「トラフィック」「オーシャンズ11」シリーズ等で、
名監督の誉れ高い、スティーブン・ソダーバーグも、
「セックスと嘘とビデオテープ」でパルムドール最年少獲得の重圧や、
その後の「カフカ・迷宮の悪夢」がウケが悪かったからか、
持ち前のキノコ嫌いでイラついたのかは不明だが、
90年代中盤に実験的な映画を撮ったりしている。

元々がインディーズ出身だけに原点回帰だとしても、早すぎだろって感じたが、
それこそ兎に角って具合で楽しむ為だけに撮った。
そうなんじゃねぇかって作品「グレイズ・アナトミー」
独り語りの怪人スポルディング・グレイが80分一本勝負。
ひたすら喋って喋りまくる馬鹿馬鹿しくも素晴らしい作品。

スタンダップコメディってジャンルの慣習を打ち破り、椅子に座って喋って、
「だって立ちっぱなしは疲れるじゃん」ぐらいにコメディやったスポルディング。
それを遅れてやって来た反抗期ぐらいな勢いで撮ったソダーバーグ。

映画の既成概念ってクダラネェってミヒャエル・ハネケが、
「ファニーゲーム」を撮ったが、ソダーバーグは「グレイズ・アナトミー」で、
映画もドキュメンタリーも語りと映像で成立させられると頑張った。
のか、どうなのかは知らないが、鬱憤を叩き付けたような実験的な作品。
その後はまともにヒット作連発ってアメリカンドリーム成し遂げて、
今じゃ、こんな作品撮れないだろう。
主演のスポルディング・グレイも御亡くなりになりましたし。

こうしたスポルディングみたいな、スタンダップコメディ出身の俳優は、
ウディ・アレンやエディ・マーフィーなんかが代表的だが、
兎に角な頭の回転の早さと喋りの抑揚が凄まじく、語りで人を魅了するなぁ。
とか、初めて観た当時は思った「グレイズ・アナトミー」だが、
同時に、直ぐに思い出したのが、94年のR,E,M,のアルバム「Monster」
そのリードトラック「what's the Frequency,Kenneth?」は、
売れなくなったトークショー・ホストの噺を元ネタにした曲なんだが、
話題が無いなら自作自演で噺のネタを持ってくるマスメディアを
皮肉って憐れんでるかのような感じが良かったなぁと、オーバーラップ。

そーゆーんだと、その後にデ・ニーロとダスティン・ホフマンが、
「ワグ・ザ・ドッグ」ってシニカルなコメディやったりしてたけど、
アレも良かったね。

「何故、犬が尻尾を振るのか?」
きっと、カテゴリーとかジャンルって、そーゆー事なんだろう。
  • 2012/01
  • 29 Sunday
  • 22:54

誰がやったか知らないが

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社用車(スクーター)のフロントにランニングが干されてる…………。

マラソンとかジョギングとかやってそうな人のヤツが…………。


なんか……


怖いから放っておこう。

そーゆー性癖の人の所業だとしたら邪魔すると悪いし。
  • 2012/01
  • 28 Saturday
  • 12:28

誰も観てなさそうな映画6

2012012810430000.jpg
何事もやり過ぎると、なんちゃら団体とかかんちゃら協会が、
抗議だ何だとやってくる仕組みだか御決まりがあるのは、
空気抵抗みたいなもんだと例え話をしたが、あんまり理解されなかった事がある。

「司祭」でゲイの神父を描いて、キリスト教団体から抗議され、
グレート・ブリテンを呪いながらハリウッド資本に乗り換えたんだか、
そこんとこは本人のみぞ知るって、アントニア・バード監督が、
ハードボイルドタッチな強盗映画に、
イギリスの移民問題を挿し込みつつ描いた作品「FACE」

この作品は公開から結構経って99年頃に観た記憶があるんだが、
映像の曇り具合が如何にもイギリス映画って感じで、スコッチ片手に二度観した。

公開当時は「トレインスポッティング」の煽りで、
若干のイギリス映画ブームがあったり、
無駄にブリティッシュな奴が居たりとかしたんだが、
大概がテンプレートで解りやすい、オアシスかブラーな感じ。
そのくせロンジャン着てる奴が少なかったのは、やっぱり時代のせいなのか?

そんなブームは知ったこっちゃ無い。と、撮ったとは思えない、
(ブラーのボーカル出演してるし)
「FACE」の内容は、有りがちと言えば有りがち。
ソコに移民問題や共産主義の話が挿し込まれるんだが、
主演のロバート・カーライルがその辺の背景を独りで背負い込んで、
「トレインスポッティング」とは真逆なクールで昔気質な男を演じてます。
正直、ロバート・カーライルの存在感と表情が全てって感もあるが。
共演には「ニル・バイ・マウス」で主演のレイ・ウィンストン。
この人のオヤジっぷりも悪く無いですが、やはり演技が粗い。
そんで、脇にブラーのデーモン・アルバーンとか、
他にもスティーブ・ウォディントンとかフィリップ・デイビスなんかの、
イギリス映画観てると「何かに出てたな」って人が出演。
まさにチョイ役で「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や、
「ニル・バイ・マウス」で刺青全身に入れて、
「地獄の黙示録」のデニス・ホッパーの物真似してた、
スティーブ・スウィニーがしゃがれ声で30秒ぐらい出演。

ビデオとかのソフトに書かれてる粗筋には、
「強盗団のFACEが〜」「スタイリッシュな〜」とかなってますが、
粗筋書いた奴が作品観て無いんじゃねぇかってぐらいに的外れ。
「FACE」ってタイトルの意味は、全編通して映像が語ってます。

所謂な強盗モノの派手さや、スタイリッシュな映像でもなく、
ハードボイルドなクールさが漂ってる作品なんだが、
「トレインスポッティング」の流れで、無駄にシャレオツな扱い。
製作費割増し、俳優が豪華な「スナッチ」よりも、
「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のが名作とか、
通ぶった事を言っちゃう人にもお薦めなイギリス映画「FACE」

曇った情景が観たくなったら、是非。
  • 2012/01
  • 27 Friday
  • 15:55

誰も観てなさそうな映画5

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世の中で身持ちを崩したと言われる人々は様々おりますが、
ギャンブラーもその一角を担ってるらしく、社会的には駄目な人の扱い。
ポーカーやブラックジャックには世界大会もあるってのに。
同時に売春婦も酷い言われようですが、需要があっての肉体労働じゃねぇか。
職業に貴賤は無いと教育してただろうが。

そんな無益な訴えが有るのか無いのか、
ポール・トーマス・アンダーソンが初監督した作品「ハードエイト」
「ブギーナイツ」「マグノリア」等の名作を送り出し、
人間模様と群像劇を独自の手法で描き出す監督。
その後の作品に比べてこの作品がハードボイルドタッチなのは、
主演のフィリップ・ベイカー・ホールの演技が影響してるのか!?
男の贖罪として生きる姿も渋すぎるくらい演技が素晴らしい。
対してジョン・C・ライリーの情けない落胆した雰囲気とか、
「ギルバート・グレイプ」でハンバーガー屋が出来て喜んでるのとは別人で、
ここらが作品のコントラストを強調してます。
しかし、一番良いのは、グウィネス・パルトロウ。
見事に煮すぎた餅巾着みたいな女性を演じてます。
あと、やっぱりサミュエル・L・ジャクソンは悪役が似合う。
ブラット・ピット主演「ジョニー・スウェード」の頃は、
チョイ役ばかりだったのに、この頃は活躍しまくってる感じが滲み出てる。
チョイ役って言えばフィリップ・シーモア・ホフマンなんかも出演してて、
その後に「カポーティ」でアカデミー賞獲得する演技の上手さも頷けます。

確かこの作品も以前紹介した「ハード・ブレット」と同じ95年ぐらい。
当時はグウィネス・パルトロウの役みたいな女性が、
そん時の仕事柄周りに沢山いてね。
彼女等を見てなかったら、この作品の行動は謎だったかもしれない。
だからこの作品を観た時に、映画から学ぶ物も多いけど、
学んだとは思ってなかった事も、映画観て反芻して理解するんだなと感じた。

ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品でお薦めは、
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
ただ、アメリカって国の歴史を少し知って観た方が楽しめると思いますが。
  • 2012/01
  • 26 Thursday
  • 22:25

誰かは正解したクイズショウの解答

2012012622210000.jpg
えーと………。

この解答で、そろそろオサラバしていいっすかね、俺?

いい加減で個人サイトのブログにシフトしたいんで。

さてさて、そんな話は後にして、
まず、例題の解答からいってみようか、俺。

「SONY RILE H-DVD」並べ替えると「HRLEY-DVIDSON」
足りない一文字は「A」駆使してみると「HARLY-DAVIDSON」

ヒントの2○は、二輪。
つまりバイクの事。

はい、コレを問題に当て嵌める。

「Shy kidz know huuk ism」がX、
「A」がY、
「X」+「Y×7」÷4の数式で
「KAWASAKI」「HONDA」「YAMAHA」「SUZUKI」
どう?
有名になったでしょ。

やれやれ正解者が少ない問題だったが、
お楽しみ頂けましたでしょうか?

クイズショウへのご意見・ご感想。
ようやく更新したブランドインフォへの叱咤激励などございましたら、
いつものアドレスへ送って下さいませ。
抽選で写真のナニをプレゼントいたします。


…………まー、キリの良いとこで今月いっぱいは続けるか。
  • 2012/01
  • 26 Thursday
  • 19:20

誰も観てなさそうな映画4

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誰も観てなさそうとは言っても誰かが観てなきゃ、
こうしてソフトになってないが、
今時には誰も観てなさそうな映画を勝手な主観でご紹介。

キレた悪役から物静かなオッサンまで見事な演技だけじゃなく、
男の憧れの晩年に若い娘と交際までもこなしてしまう、ゲイリー・オールドマン。
そんなゲイリー・オールドマンがアル中と父親への怨みを断ち切り、
自費で製作・監督・脚本までこなした作品「ニル・バイ・マウス」

製作にリュック・ベッソンのクレジットがありますが、
おそらくは補助程度だろうって位にベッソン味は無いです。

色々こなしてるのに自分は出演してないゲイリー・オールドマン。
それもその筈、この作品を撮ることがトラウマを断ち切り、
先へ進む方法だったんだろうから、作品に自分が出てたら、
自己を投影させられないからだろう事は作品を観れば明らか。

監督がイギリス出身で舞台がロンドンとなると、俳優陣はほとんどイギリス人。
出演は、最近はハリウッドでも活躍してる、レイ・ウィンストン。
「ロンドン・ドッグス」「コールド・マウンテン」とか、
ロバート・カーライル主演の「フェイス」でも活躍。
若干、演技が粗い感じだが、この作品には合ってます。
でもって痛々しい目に遇うのが、キャシー・バーク。
やっぱり「ロンドン・ドッグス」なんかにも出演してるが、
この作品ではカンヌ主演女優賞を受賞したと記憶してる。
脇役にジェイミー・フォアマンが出てるんだが、
この人は「レイヤー・ケーキ」の時のキレっぷりに比べて寡黙な役回り。

この作品を観た当時のイギリス映画ってなると「トレインスポッティング」
しかし、「トレインスポッティング」が、ドラッグを扱いながら、
スタイリッシュでコミカルなのに比べて、
「ニル・バイ・マウス」は暗くてダサくてリアルだ。
海外に頻繁に行くと解るが、ジャンキーは本当にクズでダサい。
特にイギリスの貧民的な場合は惨めな雰囲気が漂ってる。
ゲイリー・オールドマンの上手いのは、そこら辺をきっちり捉えて、
崩れた男の姿を生々しく描いてる。
この映画を観たら、対極の作品として、
ロバート・デ・ニーロが監督した「ブロンクス物語」も観て欲しい。

ゲイリー・オールドマンは子供に観せれる作品に出たいって事で、
一時期からハリウッド大作に多く出演しだしたが、
アル中でもがいてる時期の演技がやっぱり鬼気迫るもんがあった。
個人的には「the sin」とか「スパイラルバイオレンス」みたいな、
B級作品でもきっちり演技が光ってるゲイリー・オールドマンも嫌いじゃないが。

90年代は、アメリカのXジェネレーションに対して
「トレインスポッティング」みたいに、イギリスのスタイリッシュな作品が、
やたらと持て囃されたりもしてた感があるけど、
「ニル・バイ・マウス」みたいな暗くて生々しくダサい作品を
もっと世に出してくれても良いんじゃなかろうかと思う。

初めて観た当時、この作品の冒頭3分の卑猥な会話のベタさに引き込まれました。
そりゃあ、クラプトンが音楽とか担当しちゃうよな。
  • 2012/01
  • 25 Wednesday
  • 13:11

誰も見てなかったブランドインフォ

2012012510300000.jpg
よーやく更新しました。


http://www.loudstyledesign.com/info/info/

もしくは

http://www.loudstyledesign.com

のメニューでサイトイベントからインフォメーションへ。


久しぶり過ぎて今更誰も読まないんじゃねぇかって位だが、
きっちりシルバーアクセサリー関連の話になってます。
2011年からはシルバーアクセサリー関連の話にしようとしてたが、
なかなかどうしてアホな話に転がる悪い癖が出てた。
さてはて、既にブランドのインフォメーションですらないブランドインフォ。

過ぎ去った10月の内容は、「銀フェス」の話。
過去の事な11月の内容は、「悪評検索」の話。
去ってった12月の内容は、「ワンメイク」の話。

シルバーアクセサリー関連の話ばっかりだとネタが尽きそうだが、
続く限りは駄文を連ねますので、暇と一緒に潰す感じで御覧下さい。

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