- 2017/04
- 30 Sunday
- 21:00
9SIGNALS 8-0
此れは独自の理論になる。
むしろ、そんな前置きも必要無いかと思うが、
こうして書く文章は、常に独自の理論なので、
特に同意や納得を求めてはいないし、
共感を得ようとしている訳でもない。
会話は、ごく単純なコミュニケーション手段であり、
相対した人と打ち解けるには、会話は必須であるとされ、
自分のプロフィールを知って貰いながら、
相手のプロフィールを知る事で共通項を探り、
親密度を上げるのが一般的だろう。
コミュニケーションが下手な人は大概が、話し下手。
そんな定説も有るが、話し下手な事よりも、
プロフィールを知って貰うのが下手な方が、
コミュニケーション能力の低さに繋がり易い。
プロフィールを知って貰うには、結局は会話だろ。
そんな文句だとか意見も出て来そうだが、
喧嘩やSEXは会話無しでもプロフィールを知れるし、
行動に勝る言語を人類は持っていないと思うのだが、
文句や意見の有る貴方は会話を理解しているだろうか?
会話に対して、どんな独自の理論を持っているのだろう?
本題に入る前に、会話に対する独自の理論を一つ。
誰かと会話をしている時に、力の配分を感じる。
会話の相手や内容、その時の体調や空気でも変わるが、
概ね、会話の癖や傾向は、T.H.R.Tの使い方で決まり、
相手の性格的な部分を伺い知る事が出来る。
T.H.R.T
会話は四つのパートのバランスで成り立っている。
TALKING,HEARING,READING,THINKING
TALKING 喋る:
発する事は労力と快感を伴い、伝達し諭し攻撃となる。
HEARING 聞く:
受け入れに忍耐と歓喜を伴い、感受し理解し同調となる。
READING 読む:
細部に潜む感覚と間隔には、意図と意味が如実に表れる。
THINKING 考える:
理解は経験と知識によって左右され、次の意を決定する。
個の能力を100とした場合に、この4パートに、
それぞれ、どれだけ能力を使用するか?
詰まる所、会話の上手い下手は、バランスとスピードで、
T.H.R.Tの4パートに25%づつ能力を割けるバランスより、
バランスを変化させるスピードが重要だ。
相手や内容、会話の進行に応じてリズムや呼吸を掴み、
バランスを素早く変化させるスピードがあれば、
説明や会話が得意な人、聞き上手な人と思われる。
この理論は、
会話の際に意識する事で、相手の癖や性格を把握し、
会話の内容以上に相手の本性を伺い知れるが、
どんなバランスで会話するタイプだと、
どんな傾向かまでは書かないでおこう。
話は長くなってしまうし、
別に心理学の話を書きたい訳では無いのだから。
SIGNAL8 SOLID, BATTLE FIELD
2016年に始めた新しいスタイルのイベントは、
それまでにも色々とイベントでやってきた、
クリエイター同士の交流や物創りをバトル形式に纏め、
よりソリッドなフィールドとして展開させたものだ。
ルール:
50分のクリエイションタイムを1ラウンドとし、
1ラウンド毎にクリエイター各自が手掛けるピースを交換。
10分のインターバルを挟んでの4ラウンド制で行われ、
4ラウンド終了してもクリエイションを完了出来なければ、
そのクリエイターは自動的に負けとなる。
バトルスタート時のピースは、地金板とベースピース。
各自がどちらを選んでスタートするかは開始時に決定。
事前にピースに細工を施すのは禁止となり、
クリエイション内容の申し合わせも無しとする。
クリエイションに際して、
独自のピースの持ち込み、如何なる工具も技術の使用も、
一切の禁じ手無し。
このルールが、最もシンプルにしてディープに、
クリエイションが濁る事が無くバトル出来て、
イベントとして成立するルールだと思う。
然し、何事にも異論や意見や文句が発生する。
「勝敗が判り難い」 「バトル時間が短い」
「結局は、テメーがやり易いルールじゃねぇか」
等々、シンプルなルールにしても全ての納得は得られない。
異論や意見や文句を表立ってでも、陰で言っても自由だし、
何も聞き入れない姿勢でいる気は特に無いが、
その相手がクリエイターであるならば、話は違う。
勝負しないでグダグダ言う奴等に用は無いからだ、俺。
例として出すのも烏滸がましいとは思うのだが、
相対性理論の基本がシンプルな美しい関係式でも、
物理の基本が理解出来ていなければ伝わりはしない。
しかし、科学者が反論を唱えるならば、反証実験が必要だ。
相対性理論は正解なのではなく、最適解なだけと同じく、
現状のバトルのルールが、正解だと言うつもりは無い。
だからこそ、
クリエイターとかデザイナー、彫金師とか名乗るなら、
グダグダ言うより、さっさと勝負すりゃいい。
言葉よりも確実に伝わるし、明確な結果が出る。
クリエイター同士、会話に頼るまでも無く、
最高のコミュニケーションは、
互いのセンスや技術を打つけ合う。
其れこそが最適だ。