• 2018/03
  • 31 Saturday
  • 23:24

T夫はいつも来ない

明日はRATのオヤジとバトルなんだが、
今日は今日とてBACK BONEの制作で大阪へ。



タイミング良く、直也君とアキラも大阪に居たんで、
ドグサレ村田の工房で皆んなで制作に勤しむ。

とっくにBACK BONEから独立してる筈なのに、
人手が足りないし村田の作業が遅いしで、
手伝わされてるアキラは運が悪かったとしか言えん、俺。



革のヴィンテージなヤレ感加工を伝授する為に、
直也君にはグラインダー作業に勤しんで貰ってるが、
メキシコの工場で働く作業員にしか見えねぇ。



今宵も長い夜になりそうだねぇ、俺。
  • 2018/03
  • 30 Friday
  • 22:30

っていう

少し前に、「気遣い」についての話をした時があった。

自論を展開するところからになってしまうが、
「気遣い」とは、1に対して10の用意をする事。
若くは、対象1に10の可能性を想定する事。
そして、1の行動が確定される直前に読み取り、
10の中から必要なモノだけを提示する事。

簡単に例えるなら、
誰かとの食事中に、相手の箸が止まった時、
相手が必要としているのは何であるか?
其れを事前に察して用意、または想定しておけるか。
その用意や想定の数が幾つ持てるか?

相手によっては3有れば充分だろうし、
相手によっては60でも足らないのだし、
相手によっては1ですら疎ましいかも。
同じ相手であっても時と場合によって、正解は変わる。
用意し過ぎれば自然さを失い咄嗟に動けない。
想定を怠れば相手の所作から汲み取れない。

だから、
最大で10が備えるべき「気遣い」ってヤツだ、俺。



備えあれば憂いなし。
っていう話。


自論を展開したところで、毎回出来るとは限らんがね。
  • 2018/03
  • 29 Thursday
  • 23:32

明日で完了

一日一善みてぇな感じで進めてきた、
一日一型の原型制作な日々も明日で完了。



実際は、旅に出たりしてたから一日三型の日もあったが。

ラストは、BACK BONEのアクセサリーなのに、
ウチの色を全開でクロスにしてみたんだが、俺。

企画とかを俺から出す、こーゆー仕事の場合は、
決まってデザイン代とか原型代は貰ってない。

解り易く例えるなら、
不動産売買契約じゃあなくて、賃貸契約みてぇなモンだ。
コッチの物件を売るのではなく、あくまで貸している。

ブランドに対しての契約期間が終わったら、
原型を他に売ろうが自分トコで使おうがコッチの自由。
アパレルとの仕事の場合は、そーゆーのが多い。

一度賃貸契約したのを何にも手を加えねぇで、
そのまんま他に売ったり、自分トコで使った事ねーけど、俺。

  • 2018/03
  • 28 Wednesday
  • 23:26

残1

来週撮影なんすよ、俺。



アパレルの展示会だと、よく見かけるルックってヤツは、
毎度毎度アイテムの上がりがギリギリで悩ましんだが、
今回も毎度に違わず企画会議から一ヶ月で上げろと。

必要なアイテム数が12アイテムだったんで、
原型数にしたら30型ぐらいだから、1日1型。

一日一善みてぇなペースでやってる最中に、
新しいアイテムの企画が立ち上がって、追加制作、俺。



…………コレで残すトコ1型となった。

まぁ、原型が完了してもアイテム編集があるから、
まだまだ終わらねぇんだけどよ。
  • 2018/03
  • 27 Tuesday
  • 21:48

世代の違いで愛を叫ぶ

昨日、ココでG&Sの話を書いた所為で、
今日の昼から小野田社長とG&Sの話になり、
夕方には若者とG&Sの話になってたりした。


コレがG&Sのリング。

まぁ、俺の世代でもバイカーとチーマーノリの奴等が、
ちょっと知った様な顔して身に付けてたのが、G&S。

当然ながら、若者が知っている訳もなく、
店にあっても、若者には見向きもされないだろう。
造りもデザインも、現代では何だかな?ってヤツ。

こーゆー自分達の世代でのプレミア感と言うか、
愛着とか拘りがある物は、大概が若者に理解されない。
其れがオッさんとなった証とも言えよう、俺。


でもなぁ…………………。

ゲームとか電脳世界で狩りなんかしなくても、
繁華街には狩人がウロウロしてて、
革ジャン欲しけりゃVANSON狩りだし、
シルバーアクセはゴローズ狩りして、
スニーカーならエアマックス狩りで、
金が欲しけりゃオヤジ狩りする。

噂じゃあ志村けんは死んでるし、
良い国作ろう鎌倉幕府がテストじゃ正解。
MA-1は燃えねぇんだよぉぉぉぉおお!!



とか、
世代感の違いの中でいくら叫んでみたところで、
若者にとっちゃあ知ったこっちゃないんDA.YO.NE~………。
  • 2018/03
  • 26 Monday
  • 23:13

ソースがどうでも

長いブランクを経て、依頼される事になった、
BACK BONEのアクセサリーや小物の企画。

企画のイメージソースとして最初に思い描いたのは、
シルバーアクセに関しては、ガボールとG&Sだった、俺。

まぁ、そっからアパレルの方の企画会議とかやってく中で、
ガボールは無いなぁって感じでソースから消え、
G&Sとミリタリーとかインディアンジュエリーとか。
打ち合わせの旅にイメージソースは少しフラつきながらも、
G&Sのイメージだけは消えないままだった。

今では知ってる人も少ないが、80年代から90年代、
色々と無茶なデザインをカタチにしてたG&S。
アメリカでは未だにヴィンテージとかで扱われてる。

あの、下手ウマなヨレ感と無理矢理な造形。
バイカー色丸出しなデザインとか適度なチープさ。

あんな感じでBACK BONEのアクセサリーやりたいな。
そんな風に考えていたんだけどね、俺。



…………………ソースがどうでも上がりはな。
G&Sの面影とかまるで出てねぇんだよなぁ。

兎にも角にも、
G&Sソースは俺のフィルターに吸われて、
オリジナルの味わいになって仕上がるもんだ。
  • 2018/03
  • 25 Sunday
  • 23:02

そーゆーノリ



得意不得意で言うとしたらば、俺。
そんなに不得意でも無い。程度のモンではあるが、
そーゆーノリが必要ならば、そーゆーノリにする。

どーしてもアパレルの仕事ってなると、
そーゆー分野の造りとか、
そーゆーカルチャーのクリエイションとか、
ってよりも、そーゆーノリってぐらいにしないとならない。
だから、そんなに不得意でも無いかなぐらい、俺。

そーゆーって部分の塩梅が難しいんだよねぇ。
  • 2018/03
  • 24 Saturday
  • 20:13

見て盗めとか

昔気質の職人さん達の仰る事だと、「技術は見て盗め」とか。

そんな冷たい事を言うよりも丁寧に教えた方が、
さっさかさーっと使える技術者が増えるんじゃないかと、
後継者不足の問題とかも解消されるんじゃなかろうかと、
世論的には修行の無駄さを囁く声も多くなりました、昨今。

反論する気はあまり有りませんが、俺。
修行期で身に付くのは反骨精神とか忍耐力で、
「技術は見て盗め」ってのは、創意工夫に繋がる意識。
なんじゃなかろうかと思ったりはします。

まぁ、修行期で性格が歪む人も少なくないですし、
ちゃんと技術が身に付かないで出来た気になる人もいるし、
修行期が大事って意見を擁護する気にもなれませんが、
だいたいにして、誰かに弟子入りとかした事も無く、
テメー勝手に鍛錬してきた俺が言える訳がない、俺。

そんな好き勝手に自己鍛錬を繰り返してると、
「技術を見て盗む」機会すら大して無いので、
重要なのは、想像・推測・実験ってな事になる。
そーゆー行為からのクリエイション。


ハットにヤレ感と表情の奥行きを出す加工。


コッチは赤錆の雰囲気で輪郭を際立たせる加工。

何に何とか何をして何すれば何になるか?
其れが理解出来てりゃ、想像に推測を当てはめて、
実験してみりゃ8割ぐれぇの確率では成功する。
後の2割は、技術が必要だけどね。

この企画は、VANITASでやってく予定だが、
技術的には他でも応用させてくかもねぇ。



ちょっと、燃やしてみたりしながら。
  • 2018/03
  • 23 Friday
  • 23:05

加工の手法

ペーパーに汚しを入れる手法はメジャーなモンですが。



工具入れキャスターをショーケースにする手法は?



そもそもショーケース製作がメジャーでも無いのと、
シルバーアクセ業界とアパレルの業界では、
DIYがメジャーじゃ無いのが不思議に感じる今日この頃。

土木大工が続くねぇ、俺。
  • 2018/03
  • 22 Thursday
  • 19:15

シャキッとか、スパッとか



受け手側のサイズが限定されてる制作の場合、
デザイン性とサイズの鬩ぎ合いが不可欠になる。

デコラティブなデザインや造形ならばまだしも、
シンプルでベーシックなデザインを新たに考える場合、
シャキッとか、スパッとかした感じになりがちだ、俺。

エッジの効かせ方とか、厚みの持たせ方の中にも、
流れってモンが存在してて、その操り方に癖が出るし、
ベーシックな中にも主張と新しさを生み出す。

そんな事を思って創ってんだが、俺。
主張と新しさ。
シャキッとスパッと出てるだろうか?

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